「ロボットフレンドリーな環境」を実現する商品情報データベースの研究開発に着手
-小売店舗でロボットによる決済や在庫管理、商品陳列の実現へ-
NEDOは「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」において、商品情報データベース構築のための研究開発を行う研究テーマを採択しました。本テーマでは、「ロボットフレンドリーな環境」の構築に向けて、ロボットが人工知能(AI)を活用して効率的に商品の画像認識などを行い、あらゆる小売店舗の棚などの欠品検知といった在庫管理をはじめ、ロボットによる自動陳列を実現するための研究開発を実施します。本テーマには、採択された4社からなるコンソーシアムが参画し、将来の社会実装に向けた基盤技術を構築します。 NEDOは本テーマを通じて、スーパーやコンビニなどの小売店舗におけるロボットによる決済や在庫管理、商品陳列を実現させ、小売分野の人手不足対応、生産性向上といった課題解決に貢献します。
1.概要
少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少などを受けて、小売・物流事業においても人手不足の深刻化が見込まれており、ロボットのさらなる導入が求められています。特に、スーパーやコンビニなどの小売店舗で共通して人手が多くかかっているレジ決済や在庫管理、品出し(商品陳列)の工程は、ロボット導入のニーズが高い業務です。しかし現状では、多種多様な商品を正しく認識しその商品に応じた方法でつかむといった、品出しに必要な動作をロボットが行うことは困難です。また、小売店舗では新商品が日々入荷しているため、逐次それらへ対応することも必要となります。
このような背景の下、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」で、商品情報データベース(DB)構築のための研究開発を行う研究テーマ(以下、本テーマ)を採択しました。 NEDOは本テーマを通じてスーパーやコンビニといった小売店舗におけるロボットによる決済や在庫管理、商品陳列を実現させ、小売分野の人手不足の解決に貢献します。
2.採択テーマ
このたび採択したテーマでは、「ロボットフレンドリーな環境」の構築に向けて人工知能(AI)を活用してロボットが効率的に商品の画像認識などを行い、小売店舗の棚などの欠品検知といった在庫管理、品出し(商品陳列)、レジ決済を実現するための研究開発を実施します。本テーマには4社からなるコンソーシアムが参画し、将来の社会実装に向けた基盤技術を構築します。 具体的には、以下の研究開発に取り組みます。