人工知能により材料の構造画像を生成し、物性を予測する技術を開発

2021.10.21更新

国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】ナノチューブ実用化研究センター【研究センター長 畠 賢治】CNT評価チーム 室賀 駿 研究員、中島 秀朗 研究員、岡崎 俊也 研究チーム長(兼)副センター長、畠 賢治 研究センター長らは、先端素材高速開発技術研究組合【理事長 北 弘志】(以下「ADMAT」という)本田 隆 研究員、日本ゼオン株式会社【代表取締役社長 田中 公章】(以下「日本ゼオン」という)と共同で、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構【理事長 石塚 博昭】(以下「NEDO」という)の超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト【プロジェクトリーダー 村山 宣光(産総研 副理事長)】において、人工知能(AI)によって材料の構造画像を生成し、物性予測を可能とする技術を開発した。

今回開発した手法は、カーボンナノチューブ(CNT)を用いて作製した膜について、その構造画像と物性値をAIに学習させたのち、コンピューター上で2~3種類のCNTを任意の割合で混合した膜のAI画像を生成することで、CNT膜の物性値を精度よく予測することを可能にした。これは、AI技術が扱える材料を従来よりも格段に広げる技術であり、CNTのような複雑な構造をもつ材料に対して組成選定から評価工程までをコンピューター上の仮想実験で再現できるようになった。


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