日産自動車とドコモが自動運転車両を用いたオンデマンド配車サービスの実証実験を開始

更新日:2021.7.20

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:内田 誠、以下「日産」)と株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井伊 基之、以下「ドコモ」)は、横浜みなとみらいおよび中華街エリアにて、自動運転車両を用いたオンデマンド配車サービスの実証実験を2021年9月21日(火)から開始します。あわせて、本実証実験に参加いただく一般モニター約200名を本日からインターネットにて募集いたします。

日産とドコモは、少子高齢化に伴う公共交通のドライバー不足など、地域社会が抱える交通サービスの課題解決に向けて、両社の持つ最新技術を活かし、自動運転サービスの実証実験を共同で実施します。

本実証実験は、自動運転車両を用いた交通サービス「Easy Ride®(イージーライド)」とAI(人工知能)を活用したオンデマンド交通システム「AI運行バス® 」を組み合わせて行います。進化した日産の自動運転車両と今回新たに自動運転車両の配車に対応したドコモの「AI運行バス」を組み合わせることで、将来の完全自動運転による交通サービスをイメージさせる最新技術やサービスを実際にお客さまに体験いただき、その実用性を検証することを目的としています。

乗車後に実施する一般モニター向けアンケートでは、乗降時や乗車中の体験についての評価や周辺店舗と連動したサービスの利用状況、実用化した場合の想定利用価格などについて伺います。アンケート結果は、実証実験を通じて得られた走行データや配車状況データなどとあわせ、さらなるサービス開発や今後の実証実験に活用する予定です。

日産とドコモは、両社の持つ最新技術の強みを活かし、誰もがどこからでも好きな場所へ自由に移動できるサービスの実現をめざしていきます。

なお、本実証実験は、横浜市がIoTなど(IoT、ビッグデータ、AI、ロボットなど)を活用し新たなビジネスモデル創出による社会課題の解決をめざしたオープンプラットフォームである「IoTオープンイノベーション・パートナーズ(I・TOP 横浜)」の取組みの一つです。また、「自動運転ロボット利活用サービス」として、神奈川県の「さがみロボット産業特区」における重点プロジェクトにも位置づけられています。