広域エリアネットワーク構築に適したマルチバンド無線通信LSI

2021.1.27 更新

2021年1月、ラピステクノロジーは広域エリアネットワーク構築に適したマルチバンド無線通信LSI「ML7436N」を発表した。9×9mmのTQFP48パッケージで提供される。既にサンプルを1000円(税別)で出荷しており、3月から月10万個の体制で量産を開始する予定だ。

ML7436Nは、高速で消費電力の低い32ビットCPUコア「Arm Cortex-M3」を採用。また、内蔵の1024Kバイト(512Kバイト×2)のフラッシュメモリ、256KバイトのRAMを活用して大規模プログラムや大量のデータの実装が可能としており、Wi-SUN FANなどのマルチホップ通信やFOTA通信にも対応している。Sub-1GHzおよび、2.4GHzに対応するRFチップを搭載し、ワールドワイドの展開も容易だ。

さらに、セキュリティ用ハードウェアエンジンとDMAコントローラーを搭載することで、暗号処理にかかるCPU負荷を従来品から2000分の1に軽減している。AES(高度暗号化標準)に加え、ハッシュ関数、真性乱数(TRNG)によるセキュアで信頼性の高い通信を提供。動作温度は-40〜+85℃となっており、どのような温度においても送受信ともに無線特性にばらつきがなく、屋内屋外どちらでも安定した通信を可能としている。

主にスマートメーターなどのインフラストラクチャ機器、工場内、物流、農地におけるセンサーネットワーク機器など、無線通信が必要なIoT機器で活用されることを見込んでいる。


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